プレミウム社主催のワイン試飲会へ行ってきました。
ワインの生産地だけあり、ワインに関する様々なイベントや試飲会がよく開催されるのですが、こちらに住む日本人の悩みはどうやって行くかということ。
たいていの日本人は車は勿論バイクさえ持っていないので、交通の便が不便な所で行われるイベントは問題なのです。
今回の会場も、イタリア人の友人に「車がないと無理だよ」とバッサリ。
数年前に同じ試飲会へ行ったのですが、イゾレ・エ・オレーナを始め、結構良いワインが揃っているのです。そしてその時は確かに車で行ったのでした。
会場の地図を見てみると、電車の駅が徒歩20分の所にあります。
プラティニョーネという聞いたことのない駅名でも、フィレンツェの駅から20分と意外と近い。よし、電車で行こう!
ホームを降り「出口」とある方へ進むと、いきなり道。
あれ?駅舎は?券売機もないけど、帰りの切符はどうすればいいのだ。
一緒に降りた男性に聞くと「ここでは買えないよ。僕は往復買ってきたんだ。」ですって。
駅の外には大きな幹線道路のみ。迷う心配がありません。
両端には工場などがぽつぽつと並び、車がビュンビュン走るその道路を歩きます。途中からは歩道さえなし。これは暗くなったら歩けないなぁ。
そして20分後、車にもひかれずに無事に会場のホテルへ到着。糸杉の並木が出迎えてくれます。
周りにあるのは工場や大型ショッピングモールなのに、何故か場違いな雰囲気の素敵なホテル。
中に入って試飲を始めましょう。
まずはほっと一息、泡ものからということで、フランチャコルタ「モンテロッサ」のフラミンゴ。
女子が好きそうなラベルです。味も好き。
トスカーナ「Le Macchiole 〜 レ・マッキオーレ」。
私の持っているガイド本によると、右からボルゲリロッソ€17、パレオ€65、スクリオ€75、メッソーリオ€140という価格!
まず冒頭写真のパレオのマグナム2006年物を飲んだのですが、苦手なカベルネ・フラン100%。やっぱりダメでした。
他の4種類も、それぞれブドウ品種は違うものの、あまり好みではありませんでした。
人気のある生産者なので、テーブルの前は人だかりなんですけどね。
隣のテーブルのピエモンテ「La Spinetta 〜 ラ・スピネッタ」の方が好みです。
ここも、右端のバローロが€130、その左のバルバレスコが€110と、価格はマッキオーレ並みで高嶺の花。
邸宅型ホテルなので、会場も素敵。
プレミウム社の顧客メインで、あまり大々的に宣伝されていない試飲会なのですが、沢山の人です。
40社が参加しており、他にも色々試飲しましたが、会場内が暗くて上手に写真が撮れませんでした。
最後は好きなもので締めましょう。
トスカーナの「Isole e Olena 〜 イゾレ・エ・オレーナ」。
中でもこのヴィンサント・デル・キャンティ・クラッシコ2006、最高でした。
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