京都の話題を続けて書こうと思ったのですが、あまりに量が多く、その間にフィレンツェでも旬なことが起こるので、こうして時々フィレンツェの話題も混ぜながら進めていこうと思います。
読んで下さる方にはごちゃごちゃになってしまって申し訳ありませんが、どうかお付き合い頂けますと嬉しいです。
というわけで、今日はフィレンツェの話題。
美味しそうなキツネ色をしたドーナツ。
フィレンツェのイタリアンレストラン「エッセンツィアーレ」(詳しくは
こちら)のシェフ、シモーネ・チプリアーニが手掛ける、期間限定販売のドーナツなのです。
4月22〜25日、そして28日〜5月1日まで、中央市場2階でのみ購入できます。
今日のお昼に行ったら、シェフはバッサーノ・デル・グラッパという北イタリアの町へ出張だそうで、「エッセンツィアーレ」のコックさんが店頭に立っていました。
今日が本来定休日のレストランは、明日が祭日なので夜は臨時営業をするらしく、仕込みもあるのにこのドーナツ販売も加わり、スタッフ全員大忙しのようです。
ドーナツは2種類。
奥がお店でも時々出しているという「パッパ・アル・ポモドーロ」入りの物。
「パッパ・アル・ポモドーロ」はトスカーナの伝統料理で、パンとトマトを使ったスープなのです。
それをドーナツに入れるって、炭水化物X炭水化物なんですけど!
イタリアには、カスタードクリームやチョコクリームを入れた甘いドーナツしか存在しないので、アイデアとしては画期的とも言えるのですが、なぜにパッパ・アル・ポモドーロで思い付いてしまったのか。
日本の美味しいカレードーナツを教えてあげたくなります。
手前は「『市場側に甘いバージョンも作ってくれ』と頼まれて作った」という、ホワイトチョコレート&ライム&抹茶という不思議な組み合わせの代物。
今しか食べられないしと思い、「両方お願い!」と彼に伝えてから、混み込みの人の波間を通り抜け、少し離れた場所にあるレジへ支払いに向かいます。
バールで売っているドーナツは、1つ1〜1、5ユーロが平均なので、これはレストランのだし€2くらいかな〜なんて思っていたら、なんと1個4ユーロ!たっ高い!!
でも彼に既に両方頼んでいたので今更後へもひけず、8ユーロ払いました。
たった8日間のイベントの為に、こんなシールまで作ってしまう中央市場。
ローマのテルミ二駅にも出店したし、飛ぶ鳥を落とす勢いだもんねと感心しながら開けます。
はーい、炭水化物ドーナツ!(笑)。
スープの時はもっとパンの存在を感じるパッパ・アル・ポモドーロですが、これはかなり滑らかなクリーム状にしてあるので、ぱんXドーナツという違和感なしに味わえ、悪くないです。
クリームも温かかくて○。
結構ボリューミーだったので「抹茶クリームはおやつに食べよう」と思っていましたが、これを書いていたら食べたくなり、今食べてみました。
こちらはかなり高得点。ホワイトチョコが甘過ぎるかと思いきや、抹茶の渋さとライムの爽やかさが利いて、全然甘過ぎません。食べている途中に反対側のクリーム注入口からクリームが出てきてしまったので、穴のある方から食べることをお勧めします。
期間限定のこのドーナツ。
皆さんも是非お試し下さい。
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