イタリアワインのこころ

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モンテプルチアーノ

この1週間は、トスカーナワインのお披露目時期。今秋9月や10月に市場に出される新しいワインの試飲会がめじろ押しである。
2月13日はモンテプルチアーノで作られるDOCGワイン、ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノの試飲会へ行ってきた。
36のワイナリーが参加し、2010年のロッソ・ディ・モンテプルチアーノと2008年のヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノ、またそれ以前の年のものやヴィン・サントを用意している。
この試飲会はジャーナリストやバイヤー、ワイン関係者のために開かれるので、入場料は無料だが招待券が必要となる。

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入り口で招待券を提示し、グラスを貰って会場へ入る。去年までは広場にテントを張って会場が作られていたが、今年はフォルテッツァ(要塞)の改修工事が完成したので、そちらで行なわれた。屋外に張られたテントでは暖を保つ為に暖房を付けっぱなしにしなければならず、かなり経費が掛かったそうで、今回は改修が間に合って良かったと関係者が話していた。

すぐに友人アンドレアのいるコントゥッチCONTUCCIへ。彼の家はモンテプルチアーノに代々続く家族で、ワインをこの地で作り始めて1000年の歴史を持つ。彼も住む屋敷はテアトロ広場に面して建ち、見学も常時受け付けている。
この日のために樽から出して瓶詰めしたという2008年ものはまだ若くタンニンが強いが、2007年と2006年ものはもう味も落ち着いて、この日試飲したワインの中でも上位に入る。1500本しか生産していないという2001年もののヴィン・サントは会場には持ってきていないが、テアトロ広場のワイナリーで飲めるから行っておいでと言われるが、試飲会が終わる頃にはそんな元気はもうなく、またの機会にと諦める。

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昼食には無料のブッフェも用意され、地元産の生ハム&サラミ類、フレッシュなリコッタチーズやペコリーノチーズ、オリーブオイルが味わえる。先に食べていた友人マヌエルに、「ポルケッタ(子豚の丸焼き)は外せないよ」と教えてもらうが、私が並んだ時はすでに子豚の残骸のみが残されていた。チーズとサラミを食べている間にパンもなくなり、オリーブオイルも試せなかった。仕方ない・・・。

食後には私の大好きなヴィン・サントを。いくつかのワイナリーのものを試すが、最後は私のお気に入りのヴィッラ・サンタンナVilla S.Annaで〆る。琥珀色の液体はシロップのように濃い。ここのヴィン・サントを知ったのは偶然で、ある日ソムリエコースの手伝いに行くと、数十本栓の抜かれたヴィン・サントが置いてあり、好きなのを持って行っていいよと言われる。有名どころのアヴィニョネージなどはグラス1杯分ほどしか中身が入っていなかったので、わからないままに2本を選ぶ。その内の1本がこのサンタンナで、その美味しかったこと。エノテカなどより安く買えるワイナリーでも50ユーロするというから、美味しくなければ怒るというものだ。

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サンタンナの生産者に「いつも来ているでしょ」と言われるが、ここは去年と今年でまだ2回目なんですけど。他の試飲会で見かけたのかもしれないが、アジア人は全て同じに見えるというイタリア人のことだから、あまり当てにはできない。
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by italiawine | 2011-02-21 08:54