イタリアワインのこころ

italiawine.exblog.jp
ブログトップ

<   2016年 04月 ( 4 )   > この月の画像一覧

オニオングラタンスープを作ろう

d0219019_2115454.jpg


今日も引き続きスープのお話。
基本的にスープはどれも好きですが、特に好きなのが、アスパラガスやグリーンピース、コーン等の野菜で作ったポタージュ系、そして玉葱スープ。
先日の中央市場でのスープイベント(詳しくはこちら)で食べ損なった、玉葱のスープ。
それ以来玉葱スープが食べたくて仕方がなく、自分で作ることにしました。

実を言うと、イタリアで美味しい玉葱スープに出会ったことがありません。
フィレンツェには、ルネッサンス期から伝わる「Carabaccia〜カラバッチャ」という玉葱がベースのスープがあり、これをカテリーナ・ディ・メディチがフランスへ伝え、オニオングラタンスープの元になったと言われています。
ところがフィレンツェで食べる玉葱スープは、オニオングラタンスープとは遠くかけ離れた代物。なので食べたい時は、自分で作ることにしています。

中央市場で1,6Kgの玉葱を購入。
イタリアでは、日本で一般的な茶色のタイプの他に白、紫の玉葱が簡単に手に入ります。甘みの強い白玉葱でも試したことがありますが、水分が出過ぎるのでこの料理には茶色が適しているようです。

d0219019_21163786.jpg

鍋にオリーブオイルを熱し、皮を剥いて薄切りにした玉葱を入れて強火で炒めます。
よくレシピでは「焦がさないように弱火でゆっくり」とありますが、そんなことをしていたら何時間も掛かるので、私は始めの30分程は強火で熱します。
ただ、焦げないように混ぜるのを忘れずに。
鍋の底が焦げ付くようになってきたら中火にし、濃いキツネ色になるまで根気よく炒めます。

d0219019_21184419.jpg

こんな感じでかなり嵩が減少します。
この時点で炒め始めから1時間。

水を加え強火にし、沸騰したら弱火にして蓋をし、更に1時間煮込みます。

d0219019_2120975.jpg

塩で味付けをして完成。

トーストしたバゲットを底に入れ、スープを注ぎ、とろけるタイプのチーズを乗せてオーブンに入れ、焼き色が付いたら出来上がり。
なのですが、我が家はオーブンもトースターもないので、とろけるチーズの代わりにブリーを入れます。
焼き色は付きませんが、スープの温度でチーズが溶けて、これまた美味しいですよ。



↓ワンクリックで応援して下さい016.gif

人気ブログランキングへ
[PR]
by italiawine | 2016-04-22 21:24 | 料理

中央市場でスープを食べよう!

d0219019_2152348.jpg


私の台所&元職場である中央市場。
先日「Inzuppiamoci〜インズッピアーモチ」というイベントが開かれました。
どんなイベントかというと、市場近辺にある主要なトラットリアが集まり、それぞれ得意のスープを披露するというもの。
ランプレドット・パニーノで有名な市場内の「ネルボーネ」を筆頭に、「マリオ」「ブッラスカ」「ザザ」など、9店が揃いました。

d0219019_21524634.jpg

「パスタ・エ・ファジョーリ」を提供するトラットリア『パッレ・ドーロ』。

冒頭の「パッパ・アル・ポモドーロ」は何処かというと・・・

d0219019_21542320.jpg

お馴染み『ネルボーネ』のファビオ(左)とズリーム(右)です。

d0219019_2155239.jpg

『リストランテ・ピノッキオ』の「豆のスープ」。
こちら、最も美味しかったスープの1つ。
ハーフポーションで2ユーロというイベント価格、お得です。

d0219019_21553885.jpg

『マリオ』からは「黒キャベツのスープ」。

他に「玉葱スープ」「野菜スープ」「麦スープ」「リポッリータ」「ひよこ豆のカチュッコ」で全9種類。

d0219019_21561060.jpg

20時の開場時には入場者もまばらでしたが、21時には席を確保するのも大変な程に。
そして、売り切れのスープが続々出始め、21時半にはほぼ何処も完売だったのではないでしょうか。
全種制覇を目論んでいた我々も3種類を食べ損なってしまいましたが、3人でハーフポーションを7杯買い、皆で分けながら色々味見しました。
1人€5で最後にはお腹いっぱい。

d0219019_21563976.jpg

〆はお菓子屋『シエニ』の「ズッパ・イングレーゼ」で。



↓ワンクリックで応援して下さい016.gif

人気ブログランキングへ
[PR]
by italiawine | 2016-04-20 22:11 | イベント

イタリア最大のワインイベント『Vinitaly 』

d0219019_1381997.jpg


カンボジアから戻ったのも束の間、ワインイベント「Vinitaly」の仕事があったので、ヴェローナに4日間滞在してきました。
もうカンボジアではないのに、自分の街ではないので異国気分で、イタリアの友人に電話をするにも「この時間に掛けて大丈夫かな」と時差を気にする始末。。。

d0219019_1392610.jpg

こちらが私のブース。
今回もキャンティ・コッリ・フィオレンティーニ協会のお仕事です。
ヴィーニタリーを担当するのは、早いもので今年で4年目になります。
協会所属の生産者のワインが30種類並びます。冒頭の写真がそれです。
昨年までは手伝いの人が1人いたのに、今年は私のみ。
ブースを空にする訳にもいかないので、最終日以外はお昼もブースで食べました。

d0219019_1402950.jpg

お世話になったのがこのお寿司。
€10とちょっと高めですが、味は結構イケます。
トスカーナのパビリオンのバールには、見るからに不味そうな、パンが80%を占めるのではないかと思われるパニーノしかないので、倍の値段を払ってもお寿司の方が美味しい感があります。

d0219019_1313976.jpg

ノービレ・ディ・モンテプルチャーノ協会のブース。

d0219019_134858.jpg

友人のワイナリー「フォントーディ」。
開場前なので誰もいませんが、いつも人気のブースです。

d0219019_1363057.jpg

うちのワインショップでも扱っている、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの「ピアン・デッロリーノ」。

d0219019_144228.jpg

今年は50周年!
イタリアのもう1つの大きなワインイベントである「メラーノ・ワイン・フェスティバル」が25周年なので、倍の年月ですね。
今年の1日入場券は、そのメラーノのように高い€80。
生産者は商談目的で参加するので、飲みに来るだけの一般人を阻もうとこれまでにも値上げが何度となくされてきましたが、地元ヴェローナには大量の入場無料券が出回ると聞きますし、酔って騒ぐ大半はその券で入る人々なので、根本的な対策にはなっていないのですけどね。



↓ワンクリックで応援して下さい016.gif

人気ブログランキングへ
[PR]
by italiawine | 2016-04-20 01:46 | ワインイベント

プノンペンからの珍道中

d0219019_2254615.jpg


さて、プノンペンまでは予想外に順調に進みましたが、この先が苦難(←大袈裟)の始まり。。。

空港からシハヌークビルという海沿いの町へ行く予定なのですが、選択肢は3つ。
大型バス、約8ドル。最も低価格ですが、定刻に出発しなかったり色々な所で客のピックアップをするので所要時間5時間程。
ミニバン(定員15名)、約10ドル。大型バスよりスピードが出るので若干早く、4時間程度。
ハイヤー、60ドル。所要時間はやはり4時間程ですが、市内発の大型バス・ミニバンと違い空港ピックアップもあり、トイレ休憩も好きな時にでき、自由が利きます。
初めて行く所なのでハイヤーが安心かと思い問い合わせてみると、中国系が殆どを占めるカンボジアでは盛んに祝われる旧正月と重なるため、料金UPで75ドルとのこと。高い!
宿泊先が手配してくれるミニバンが空港ピックアップもしてくれると言うので、そちらでお願いしました。

2時半頃に空港入り口に迎えに来るとの話。
私は1時過ぎには空港に着いてしまい、他にすることもないので入り口付近でずっと待っていました。道路に面した入り口もあるのですがそこは車が出入りするだけで誰もおらず、到着口を出た空港建物正面にはタクシー乗り場があり、各社のミニバン等もそこまで入ってきていたのでそこで待ちました。「カンボジアだから遅れてくると思う」と宿泊先に言われていたのですが、さすがに2時45分になると不安になり、出発口の方へも見に行ったのですがそれらしいバンもなく、まさか出発口にピックアップしに来ないよね、普通に考えてと思い、到着口へ戻りました。

いよいよ3時になった時、宿泊先から電話があり「『30分待ったけれど、いないので出発した』とバス会社から連絡が入った」とのこと。

なーーーにーーー!!!
嘘をつくなーーー!私はずっとここにいたぞーーー!


スーツケースを持って人待ち顔をしている人間なんて5人もここにはいないんだから、30分も待っていたらわかるはず!!
っていうか、じゃあどうすればいいの???

宿泊先は無情にも「タクシーしかないですね」の一言。
まあ今更市内まで行って何処から何時に出発するかもわからない大型バスに乗る気にもならないから、それしかないですよね。
1人の運転手に交渉すると「100ドル」って。そんな馬鹿な。ハイヤーで75ですよ、75!
結局1人が60ドルでいいと言うので、そのタクシーに乗り込みます。念の為、紙に$60と書いてもらいました。ここは外国ですから。

ところが、出発から10分程してタクシーが止まります。
そこには彼の兄だという男性がいて、彼の車に移れと言います。そんなこと言われても、お兄さんの車、タクシーじゃなくてただの乗用車だし。そんな何の保証もない車に、しかも海外で乗れませんよ。「いやだ」と言い張ると、ナンバーにある『シハヌークビル』という文字を指差し「彼はシハヌークビルに住んでいて、今から帰るところだからこれに乗って」と彼も言い張ります。どうやっても折れそうになかったので、双方のナンバーを紙に書き、本来のタクシー運転手の名刺を貰い、お兄さんの携帯番号を聞いてようやく乗り込みました。車内で宿泊先にお兄さんの携帯番号を伝え、カンボジアスタッフから彼に電話も入れてもらいました。何があるかわかりませんからね。念には念を入れて。

それから20分後、又車が止まって彼がどこかに電話をかけます。
今度は一体何だ?と思っていると、1人の女性と2歳くらいの赤ちゃんが助手席に乗ってきました。え??何なに?
お兄さんが「妹なんだ」と言います。
ちょっと待った。これはタクシーじゃなくてただの帰宅用車じゃないですか。
呆れて言葉を失ったまま走ること30分。

あれっ、さっき私が到着した空港の前を通ってるーーー!!!

タクシーに乗って出発してから1時間も経っているのに、又空港の前を通るってどういうこと?!?!どうやら妹を迎えにシハヌークビルとは反対方向の市内まで行き、そして空港前を再び通ってシハヌークビルまで行く、ということらしいです。
ちょっと、ちょっと。さすがにこれには怒りが爆発し「妹を乗せている時点でもう私1人の客の為のタクシーではないし、1時間も私の貴重な時間を勝手に使って、これで60ドルなんて払いませんからね。40よ、40!!!」と言いました。彼は彼で図々しく『妹を乗せることはさっき話した。50だね』なんて抜かしやがります。そう言われてみればさっき妹がどうとかこうとか言っていたけど、その下手な英語じゃ何言っているのかわかりもしないわ。
私はその後も「40ドルだからね」と言いましたが、彼は無言。
ふん、40しか払わないもんね。

途中でトイレ休憩に止まりましたが、ここで置いて行かれたらどうしようという不安が。
でもトイレにどうしても行きたかったので、大事な物の入ったリュックだけ背負い、急いで用を済ませました。車は元の位置にあり、一安心。
タクシーに乗った時には『今日は旧正月で道が空いているから、3時間で着く』と言っていたくせに、1時間のロスがあったので4時間経った19時になってもまだ着く気配は無し。

ミニバンをを手配してもらった宿泊先はシハヌークビルからさらにスピードフェリーで1時間半程の島にあり、フェリーは9時・15時の1日2本しかないので今夜はシハヌークビルに1泊する予定。但し、ボートの券を取りに事務所に行かないといけないので、お兄さんに「20時には着かないといけないのだけど、何時に着く?」と問うと『19時半には着くね』という返事。本当かしら。
こちらは事務所が閉まりはしないかと気が気ではないのに、予想通り私より先に妹を降ろす始末。どっちが客なんじゃい。もう本当に有り得ないです。これがカンボジアなのでしょうか?

そうしてようやく、本当にようやく、事務所に着きました。
空港を出発してから5時間。これなら市内まで行って大型バスに乗るのと変わりません。しかもバスならもっと安いのに。
それなのに車を降りて40ドルしか払わないと、お兄さんが50ドル払えと責め立ててきます。
あのね、5時間も掛けて妹と姪っ子まで乗せて、40ドル貰えるだけでも有り難いと思って欲しいです。どうせ自分も妹達も、私を乗せなくてもここまで運転して帰ってこないといけないくせに。
埒が明かないので事務所に入り、イタリア人スタッフからも運転手を説得してもらいます。それでも聞かないので「じゃああと5ドル払うから。40と50の間をとって45。もうこれでいいでしょ」と言って5ドルを渡すと、我々の目の前でその5ドル紙幣を破り捨て、立ち去って行きました。ドラマか、これは。
着いた早々、カンボジアの洗礼を受けた私でした。


↓ワンクリックで応援して下さい016.gif

人気ブログランキングへ
[PR]
by italiawine | 2016-04-15 23:08 | 旅行