という訳で、昨日の予告通り本日は
ミニョンと同経営の隣りのレストラン「Il Vezzo〜イル・ヴェッツォ」をご紹介します。ご紹介とか言って、別に知り合いでも何でもないのですが。
中央市場のすぐ近く、グエルファ通りにあるこのレストラン。長いこと美味しくなさそうなピッツェリア&トラットリアのような店だったのですが、或る日家の近くで昼食時に何処かないかと探していると、小綺麗なレストランに様変わりしていたので入ってみることにしました。
二重のテーブルクロスに椅子までカバーが掛けてあり、小洒落たレストランの雰囲気。
壁に自転車が掛けてあったりして面白いです。所どころに使われた石も効果的。
ハウスワインの白はフィレンツェから車ですぐのフィエーゾレに畑を持つBibi Graetz社のCasamatta。
まずはアンティパストに”vellutata di zucca gialla〜かぼちゃのスープ”。ちょっと多めの赤胡椒が味を邪魔するので、なければもっと美味しいです。
友人は確か”スモークハムの薄切りフォアグラのせ”。ハムが普通の豚ではなくて何か別の物だったと思うのですが、忘れてしまいました。すみません。”petto d’oca〜ガチョウの胸肉”だったかなぁ。見た目がちょっとそれっぽいですよね。フォアグラだし。少しお味見させてもらいましたが、薄いフォアグラのねっとりまったり感とハムが好相性で良い一品です。
セコンドは2人とも”il filetto di cinta senese con mandorle e confettura di arance〜チンタ・セネーゼのフィレ肉・アーモンドソース、オレンジジャム添え”。オレンジのジャムは余計だったけれど、アーモンドの粒々ソースの食感がよく、お肉も美味しい。量も丁度いいです。
ドルチェは”panna cotta al cioccolato bianco〜ホワイトチョコレートのパンナコッタ”。またパンナコッタですか、ですよね。お昼に1皿では寂しくて、2皿では具合は良いけれど、その後のドルチェにタルト等のお腹に溜まる物はもう無理で、そうなると口からスルっと入る柔らかいパンナコッタやプディング系にどうしてもなるんですね。わかっていただけるでしょうか。だったら食べなきゃいいんですが、食べないのも又寂しいんです。初めて入るお店では特にドルチェも確かめておきたいですしね。
ここのパンナコッタもちょっぴり残念でした。やや固めで、外のホワイトチョコレートが厚くてこちらも固くて。チョコの中を開けるとパンナコッタが出て来る見た目はいいのですが、食後にこのチョコ、しかも甘いホワイトチョコの固まりは重いです。ソースぐらいがいいのではないでしょうか。そしてパンナコッタはふるふるに。これ、大事なのに本場のイタリアでそうでない物にしょっちゅう出会うのはどうしたものでしょう。
食後のコーヒー。2重になっているカップが可愛いです。
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人気ブログランキングへRistorante Il Vezzo
Via Guelfa 24/A
TEL 055-281096