さて、前回からお送りしている京都の美味しいもの。
日本に一時帰国していた間の4日間、京都へ小旅行へ行っていました。
そこで食べた&観た物を順にお伝えしていきたいと思っています。
特に食べた物の数がおびただしいので、いつ書き終えるのか若干不安ではありますが(笑)。
京都行きを決めてから出発まで5日しかなかったので、15冊のガイド本&インターネット&4年前に行った際の情報を駆使し、寝る間を惜しんで予定を立てました。
試したい甘味だけで22件にもなってしまい、お店の営業日と場所を考えながら立てる予定に苦心したこと。
更にそれをメインに訪問する見所を考え(逆ですよね、普通・笑)、朝食&昼食&夕食の場所を差し込むのは頭がパニックになりそうでした。
それでもどうにか予定を立て、いざ出発!
朝9時前には京都へ着き、ホテルへ荷物を預け、まず向かったのが前回の豆大福のお店
「出町・ふたば」でした。
そこから徒歩15分程にあるのが今回の和菓子屋さん。
「阿闍梨餅」で有名な『満月」です。
立派な店構えです。
心配していた「出町・ふたば」のような行列もなし。良かった〜。
中はこんな感じで、右奥にはその場で食べられるようにかテーブルがあり、お茶のポットが置いてありました。
阿闍梨餅だけなら京都駅のデパートでも買えるのですが、今回の目的はこちら!
この本店と銀閣寺店のみ、しかも土・日・祝日しか販売しない「満月」というお菓子を買いに来たのです。
日持ちは6日、1個270円です。
中は白こし餡、それを包むのはちょっと硬めの洋風生地です。
知名度は低いですが、明治33年に九條家御用達の命を受けて調進した、由緒あるお菓子のようです。
う〜ん、好みでしょうが、私は阿闍梨餅の方が断然好きです。
もちろん阿闍梨餅も買いました!
今となっては何処で知ったのか記憶にないのですが、私の好きな京菓子の1つです。
比叡山で修行する僧侶の網代笠をかたどった丸い形。もっちりした皮がたまりません。
1個108円という価格もお値打ちです。
原料となる丹波大納言小豆の不作により、収穫の始まる秋までは、毎週水曜日の販売中止を先日決定したばかり。
「コクがあるのが丹波大納言の特徴で、北海道産を使うと餡の味が変わってしまう。他産地の物を使うよりは思い切って休止日を設けることにした」のだそうです。
老舗菓子屋の心意気を感じますね。
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阿闍梨餅本舗 京菓子司 満月
京都市左京区鞠小路通り今出川上ル
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