ヴェローナから車で30分、丘に囲まれた一角にある一軒家のトラットリアでランチ。
写真は、贅沢にも白アスパラをふんだんに使ったトマトソース。
も、もったいない!!高価な白アスパラが!!
ここヴェネト州は白アスパラの産地なので、フィレンツェでは滅多に見かけないこの野菜も、季節になるとスーパーにどーんと並びます。
フィレンツェでは勇気を出さないと買えない(よって1度も買ったことがない)程高いのですが、ここでは手を出せる価格です。
イタリアでは道路沿いにトラックを止めて特産の野菜や果物を販売していたりするのですが、ヴェローナでは白アスパラもこうやって販売されており、思わず「車止めて〜」と言いたくなります。
アスパラの苦味が効いた、美味しいソースとなっていました。
あら、素敵なレストラン!という感じの外観ですが、中はとってもアットホーム。
田舎の大家族のお家に招かれたような、昔ながらの家族経営のお店です。
1927年から現経営者であるファットーリ家が引き継いでいますが、ここでは1800年から食事を提供する場として機能していたそうです。
肌寒いこの日は、暖炉に火が入っていました。
前菜はキノコのソテー、ポレンタ、サラミ、チーズの盛り合わせ。
プリモは、色々あって迷いまくり。
友人の頼んだ、オースドックスなトルテッリーニ・イン・ブロード。
ブロードの中に、肉を包んだパスタが入っています。
こちらは、お勧めだという「タリアテッレ・イン・ブロード・コン・フェガティーニ」
タリアテッレというよりは、カペッリーニぐらい細いパスタがブロードに入り、レバーまで入っています。
トスカーナではまず見ない料理。
味の想像ができず、我々フィレンツェ&日本組は誰も頼まず(笑)。
私が選んだのは、大好物でこの時季旬のグリーンピースソースのタリアテッレ。
漫画盛りご飯はありますが、パスタでは初めて見ました(笑)。
食べても食べてもなくならない(汗)。
パスタだけのように見えますが、下にびっしりグリーンピースが隠れています。
こちらも旬の白アスパラとグリーンピースのショートパスタ。
どのお皿もモリモリです。
作っているのは、正にイタリアのマンマという感じのお母さん。
そういう料理が大好きな(といっても星付きレストランや話題のレストランにもよく行く)私のイタリア人の友人である元上司が、たまらずラグーを注文。
ほんのお味見程度でお願いしたのに、どーんとやってきました。
これが本当に美味しくて、私と友人で完食。
ここに連れて来てくれた地元の知人は「どんどん食べろ」と言ってくれ、各自に運ばれたのは、名物、仔山羊の串焼き。
もう既にお腹パンパンの私は残す事確実だったので、それでは申し訳ないと辞退。
「どうか他のテーブルでのオーダーか、スタッフの方に回して下さい。」とお願いしました。
暫くして隣りのテーブルに運ばれたのは、私の仔山羊ちゃんかも♡
友人に一口貰いましたが、柔らかく美味しかったです。
ドルチェはやはり別腹。
生クリームとカスタードをパイとスポンジで挟んだお菓子です。
焼き菓子も。
食後のコーヒー。
こういう薄い陶器のカップ、たまにしか見かけませんが、好きなんですよね。
家庭的なトラットリアでのランチ、大満足でした。
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Antica Trattoria Fattori
Piazza Terrossa 36, Terrossa-Roncà Verona
Tel 045-7460133