1kgのあずきがあったので、煮豆・お赤飯以外で何かないか調べると、「発酵あんこ」なる物が。
今、日本は発酵ブームのようですね。
料理人の友人がお店で発酵食品をよく使っていたり、別の友人は発酵食品を作る料理教室へ行ったり!
発酵食品というと、味噌・納豆・醤油 etc と日本のイメージですが、ヨーロッパでもチーズにワイン・パン等が古くから作られています。
そんな発酵食品には、腸内細菌を増やし、食物の消化吸収を助ける効果が。
今回使用する米麹には、肌の代謝を促すビタミン類が多く含まれ、中でもビタミンB群は疲労回復に効くそうです。
そして「発酵あんこ」の何より嬉しい点は、砂糖不使用!
麹菌が、お米に含まれるでんぷん質をブドウ糖に変える為、自然な甘みが出るのです。
甘い物が本当に好きなので、砂糖を使用せずに甘くできるなんて、こんなに良い事はありません。
まず、300gの小豆をたっぷりの水と共に鍋に入れ、沸騰した後5分煮ます。
湯を捨て、新たに900ccの水を入れ、沸騰してから約1時間、弱火で煮ます。
小豆が柔らかくなるまで煮ないといけないのですが、そんな事はすっかり忘れ、きっかり1時間しか煮なかった私。
次の工程に進み、炊飯器に米麹300gと併せた時点で、誤りに気付きます。
見るからに固い小豆が、米麹としっかり混ぜられて。。。
そう、今から再び小豆を煮ようにも、米麹をこの状態から取り除く事は不可能に近い為、無理なのです。
仕方ない、このまま続けます。
水200ccを加え、保温スイッチを押し、蓋は開けたまま、濡れ布巾を被せて8時間置き(長っ!!)発酵させます。
時々かき混ぜ、濡れ布巾も乾かないように水分補給。
小豆に水分が足りないようなら60度のお湯を加えるそうですが、私のは初めから完全に足りない状態。
えいっとお湯を足したら、今度は足し過ぎ(汗)。
8時間経ってもこの状態なので、12時間まで粘りましたが、いつまで経ってもこのまま水分が減らないので、諦めてスイッチオフ。。。
ところが、味見をしたらしっかり甘くなっていたので、どうやら発酵は成功したようです!
あまりにゆるいので、楽しみにしていたあんトーストは諦め、牛乳とゼラチンを加えてデザートにしました。
餡が甘いので、砂糖を加えなくとも優しい甘さ。
そして小豆部分が勝手に沈んでくれるので、手間を掛けずに2層になり綺麗です。
表面には発酵あんこそのものを載せました。
このデザートは砂糖不使用なので、おやつだけではなく、ヨーグルトの替わりに朝食にもオススメ。
あれだけ時間を掛けたのに、冗談みたいに固いままの小豆となったので、次回は鍋で煮る段階で忘れずに柔らかくしたいと思います。
でも、味的には大満足。
今の季節には、冒頭写真のように、牛乳を加えて凍らせても美味しいです。
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