パキッとはっきりした色の、ある意味男らしい、でも女性的な「イントゥリーグ 〜 Intrigue」。
翻訳すると、「陰謀、悪巧み、密通」。えっ?!
バラの名前らしからぬ言葉が並びます。
確かに、イタリア語の Intrigo も同じような意味です。
ただ、自動詞では「陰謀を企てる、術策をめぐらす」という意味なのに対し、他動詞では「動揺させる、興味・好奇心を抱かせる」。
つまり、峰不二子のようなバラ(笑)。
あのセクシーさで相手に興味を抱かせ、心の中では何かを企んでいる感じ。
1982年アメリカ産なので、彼女をモデルにした可能性もあり得るわけです。
それなら素直に「Fujiko」と名付けそうですが(苦笑)。
イタリアでも、アニメ「ルパン三世」は大人気。
不二子という名は、ほぼ全てのシリーズと映画で「Fujiko」とオリジナル名が使われており、シリーズ2のみマルゴー(Margot)、カリオストロの城のみロザーリア(Rosaria)という名でした。
ところが、イタリアの友人は皆「マルゴー」と呼びます。
日本で1977〜1980年に放映されたシリーズ2。
イタリアでは、80・90年代、2000年、2010年代に渡り、何回も再放映されている上、155エピソードという豊富な内容。
彼らはシリーズ2で育った世代なのかもしれません。
面白いのが、苗字「峰」がマインと発音されていたこと。Mine = 英語読みでマインだからだそうですが、ホワイトハウスを直訳して「カーザ・ビアンカ(白い家)」、U2に至ってはイタリア発音で「ウードゥーエ」なんて初めて聞いたら『え、なんてグループ?』と聞き返してしまうような名前に変えてしまうくせに、何故イタリア発音でミネと呼べるところをわざわざ英語に変換するのか!全くもって謎なイタリア人です。
但し、2009年に吹き替えされた「Green vs Red」以降、オリジナルの「ミネ」で発音されているそうです。
何千とあるバラの名前。
そこから色々と想像を広げるのも、面白いですね。
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