こっこれは・・・!
この光る「さし」は一体!!
今でも写真を見るだけで肉汁が口に溢れる感覚が蘇るこの一片の肉。
イタリア産の肉には見ることのできないこの「さし」の正体は・・・
どーーーーーーーーん
「KOBE」と思いっきり旗まで立っていますが、そう、「神戸牛」です!!!
イタリア人の間でも ”マッサージをする肉” として知られている神戸牛。
ここ最近「WAGYU」と表記されている和牛は見ることがありますが、さすがに神戸牛は初めてかも。
しかも・・・
値段が!ゼロが1つ多いよね?!
なんと1kg400ユーロ!!!
1kg40ユーロ前後で食べられるフィレンツェ名物ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナと比べたら、10倍の値段です。
「本物かいな」と半信半疑で口に入れましたが、口の中に溢れるさし感はまさに日本の高級牛の味。
これが、神戸牛か松坂牛か近江牛かと問われたら、さすがにどれかとは言い当てられないけれど、ここで「神戸牛」として販売するには神戸牛組合とやらに毎月数万円を払わないといけないそうなので、どうやら本物らしいです。
残念なことに、この焼き方だと脂が際立ってしまって、同席していたイタリア人も
「美味しいけれど、100gだけでいいかな」との感想。
私もなんと勿体無いことに、3分の1さえ食べ切れませんでした。
これにさっぱりおろしポン酢があったり、すき焼きかしゃぶしゃぶで食べられたら、100gでも200gでもいけますよ。
はーーー勿体無い!
そしてイタリアのフィレ肉で締めくくる私達。
これは全て食べ切れてしまうのだから恐ろしい。
やっぱり土地の物はその土地で食べるのが1番美味しいのかしら。
調理法も違うしね。
1kg400ユーロのお肉を食べ切れずに友人に渡し、フィレ肉のステーキは平らげ、デザートまで食べるという、ね。
なんだかね。
でも写真を見ると又食べたくなるということは、それだけ美味しかったということですね。
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ジェラートとアランチーニ(ライスコロッケ)のとっても美味しいお店「arà: è Sicilia ~ アラ・エ・シチリア」は私の大好きなお店で(→こちら)、ストリートフードが楽しめる、スツールが幾つかあるだけのの小さなお店なのですが、シチリア料理をもっとゆったり寛いで味わってもらえるようにと、同じオーナーがレストランをオープンしました。
その2つのお店以外に、中央市場の2階でも彼らのアランチーニやドルチェを食べることができます。そして、昨年オープンしたローマの中央市場にも出店したので、オーナー兼シェフであるカルメロはローマに行っており、この日はレストランにいませんでした。
売れっ子ですね。
お通しはサラミ、オリーブ、パン。
ワインはシチリア産のみですが、種類はなかなか多し。
ワインにとても詳しい、私と同じ「イタリアソムリエ協会」所属のソムリエがアドバイスしてくれます。
最初に持って来てくれた3種類は、私達の好みよりちょっと重過ぎたので、少し軽めのこちらのワインを出してくれました。
ポルタ・デル・ヴェントのカタラット100%、2015。
私がオーダーしたのは「Misto mare ~ 魚介ミックス」€18。左上からアランチーニ、カポナータ、鰯のすり身フライ、生赤海老。期待していたカポナータの煮込みが足りなく、シャキシャキし過ぎなのが残念。値段もちょっと高いかな。
友人は「Insalata di mare ~ 海鮮サラダ」€16。タコと海老、レタスのサラダ。ボリュームいっぱい。
セコンドには冒頭の「Crudo di gamberi rossi di Mazara ~ マッツァーラ(シチリア・トラーパニ県の都市)の生赤海老」€20。悪くはないけれど、とびきり美味しいわけでもなく。
夜は軽めにしたいという友人は「Grigliata mista di mare ~ ミックス海鮮グリル」€ 22。海老、イカ、タコ、鯛のグリル。
ボトルが空いてしまったので、ソムリエがグラスワインをサービスしてくれました。アルド・ヴィオラの「クリミゾ」。こちらも同じくカタラット100%のワインですが、我々がボトルで飲んだワインとは全く異なります。
色もこんなに濃い色。
カジュアルな店内を勝手に想像していたのですが、クロスまで掛かって意外ときっちりとした、落ち着く雰囲気の内装。
とにかくソムリエがワインについて細かく語ってくれるので、それだけでも行く価値のあるレストランです。
私の働くエノテカのオーナーの1人が先日誕生日だったので、昨日皆でお祝いの夕食に行きました。仕事の後に行くので22時。大概のレストランはラストオーダーの時間なので遠くへは行けず、近くのサント・ベヴィトーレへ。
過去に3回行ったのですが、不味くはないけれどとびきり美味しくもない。自分では選ばない、という位置付けのレストランです。
今回は10名という大人数なので個室っぽい所に通され、ポイントアップです(笑)。
フィレンツェで好きなトラットリアを1つ挙げてと言われたら、迷わず「ブリンデッローネ」と答えます。美味しい、居心地良い、安い、そして思いっきりフィレンツェ。
フィレンツェに住むようになって数ヶ月後に友人に教えてもらい、以来10数年通っていますが、昔からちっとも変わらない。胸を張ってお勧めできるお店です。
ここへ来て必ず頼む物は3つ。
・生ハム、コッコリ、ストラッキーノ
・トリュフパスタ
・ビステッカ又はフィレ肉
その中でも絶対に外せないのは、上の↑トリュフパスタ。
「Tagliolini al tartufo ~ タリオリーニ・アル・タルトゥーフォ」
こんなにトリュフが載って、驚きの€9!!
しかも小洒落たレストランで食べる€20のトリュフパスタより全然美味しい!(←悲しいことに何度も実証済み)。
勿論、上にかかっている生トリュフの1年中素晴らしい芳香を放つ物が手に入る訳はなく、しかもこの値段で実現するのは無理なことであって、それは十分承知なのですが、パスタに絡められているおそらくトリュフバター(友達と何度も検証し、おそらくオイルではなくバターであろうという結論に)がこの美味しさの秘密なのです。
隣りの席にこのパスタが運ばれてくるだけで、注文しなかったことを後悔させる香り。
実際に1度後悔し、それ以来毎回必ず注文します。
でもその前に、このアンティパストも食べて下さいね。
「prosciutto, coccoli, stracchino ~ プロシュット、コッコリ、ストラッキーノ」€7。
昔はこの黄金3種盛りがメニューになく、「生ハム盛り合わせ」「コッコリとストラッキーノ」などと別々だったのですが、私があまりにも毎回この黄金3種を裏メニューでお願いしたせいで彼らもそのコンビネーションの偉大さをわかってくれたのか(←そんな訳はない)、今ではメニューに載っています(笑)。
コッコリとはピザ生地を丸めて揚げた物で、まず半分に開きます。
そこにストラッキーノチーズを塗り、生ハムを挟んで食べます。
単純なのに、笑顔をもたらす美味しさ。
ハウスワインはあまりお勧めでないので、ワインはできればボトルで。
この日は、作り手パオロ・チャンフェローニのワイナリー「カパルサ」から、キャンティ・クラッシコ・リゼルヴァ2008「Caparsino」。
脳みそ好きな友人が頼んだのは、脳みそのフライ「cervello fritto ~ チェルヴェッロ・フリット」€9。半量にしてもらったので、値段もおそらく半分。
満席なのに、こういう対応をしてくれるところもお勧めの理由です。
そして、フィレ肉「filetto ~ フィレット」€17。
ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナもここの人気メニューなのですが、大きくて食べきれないという時に便利なのがこのフィレ肉。
ビステッカが今時珍しい低価格の1kg €35。骨があるので正味約800g。このフィレ肉は400g程なので、価格的にもビステッカ半量と同じくらい、という説明をお店の人に受けてから、毎回フィレ肉を頼むようになりました。
それでもビステッカ・アッラ・フィオレンティーナの迫力は別物。
お腹に余裕のある人は是非ビステッカを頼んで下さいね。
カルチョーフィのフライ。
満腹でもすんなりお腹に消えていくレモンシャーベットで〆。
いつもフィレンツェ色満載で、わがままオーダーにも対応してくれ、フィレンツェらしい冗談を欠かさない店員さん。彼がいる日といない日では何かが違います。
彼もトリュフパスタと同じように(例えが失礼?)、このお店になくてはならない存在。
I’Brindellone
Piazza Piattellina 10/11r
Tel 055-217879
私の好きなフィレンツェのトラットリアの一つ、「Vecchia Bettola (ヴェッキア・ベットラ)」。
ここの名物は↑上のペンネ・アッラ・ベットラ。
初めて行った時に食べて以来、虜になって行くと必ず注文します。
いや、確か1回他のパスタを頼んだのですが、やはりこのペンネ・アッラ・ベットラに勝る物はないと確信したのです。
一緒に行った友人が私の忠告を振り切って別のパスタを頼み、私のペンネを味見して、「やっぱり言うことを聞けば良かった」と言ったことも(笑)。
それ程鉄壁のこのペンネ。
一度何が入っているか聞いたことがあり、「トマト、イタリアンパセリ、生クリーム、ウォッカ」だったかな?唐辛子もだったっけ。うろ覚えですみません。
とにかく、まろかやかなトマトソースで、他にはない、何ともいえない美味しさなのです。基本的にあまり好みでないこのツルツルしたペンネも、このソースにはこれしかない、というくらい良く合うのです。
しかも、常に私好みのアッツアツで出てくるところも◎。
騙されたと思って、ここに行ったら是非食べて下さい。
これだけ力説しても、友人が頼んだのはカルチョーフィのメッツァマーニケ(笑)。
まあ、カルチョーフィに目がない人なので、放っておきましょう。
それから生カルチョーフィとパルミジャーノのサラダ。
カルチョーフィに目がないですから(笑)。
これはビエトラのソテーだったかな。
ハウスワインを注文すると大きな瓶ごと出てきて、会計は飲んだ分だけ払うといういい加減さ。
ここでもう一つ外せないのが、林檎のタルト。
薄ーく焼かれて、林檎がたっぷり。
これも初回以来、毎回注文する一品です。
バニラジェラートと合わせてもいいですね。
いつも大混雑の店内。
大きなテーブルが幾つか並び、知らない人と同じテーブルを囲みます。
時には隣りの人と話が盛り上がったりするのも、いいものです。
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