2日目の夕方は、カンティーナ見学です。
今年の3月にオープンしたばかりの「Cantina Merano Burggrafler」というワイナリーで、2010年に「 Cantina Vini Merano」と「 Cantina Burggrafler」が合併してできました。

アルトアディジェの建築家・Werner Tscholl氏設計の建物は土地の傾斜を利用して建てられ、見学者は全面ガラス張りの最上階にある入り口から入るようになっています。
縦に長く造られた広いテイスティング室。窓の外にはこれまた広いテラスが張り出しています。

「Festival」「Sonnenberg」「Graf von Meran」「Selection」の4つのラインの中から、数種をテイスティングします。

その後は真新しいカンティーナ見学。

アペリティーヴォはロゼ「Rosalie」で。ドライプラムのスペック巻きが美味です。

先程のテイスティング室へ戻るとテーブルセッティングがなされており、各自席へ着きます。

「Carpaccio di Cervo Cotto nel Fieno con Funghi e Spuma di Fior d'Alpe〜干し草で焼いた鹿肉のカルパッチョ・茸とアルプスの花の泡添え」
またしても鹿のカルパッチョ。毎食食べているような。前日のホテルレストランの鹿肉が優勢。合わせるワインは「Pinot Bianco Tyrol 2012」

「Tortelloni di Carciofi su Spinaci e Tartufo Nero〜アーティチョークの詰め物パスタ・ほうれん草のソース&黒トリュフがけ」
ワインは「Pinot Nero Graf von Meran 2011」

「Guanciale di Vitello al Vino Rosso su Purea di Sedano, Taccole e Carotine〜牛頬肉の赤ワイン煮・セロリのピューレ、さやえんどう、ニンジン添え」
ワインは「Merlot Freiherr 2011」
さやえんどうとニンジンが、昭和のデパート上のレストランのよう。セロリのピューレは見た目がマッシュポテトのようで、わかってはいても頭がその味を期待していて、でも口に入れると強いセロリの味がして食べられませんでした。この地方独特のようですが、普通はSedano Rapaという根セロリを使うようです。3食続けて牛や豚の頬肉で、さすがに胃が「もう限界〜」と言っています。
アルトアディジェの料理、重いです。

「Tortina di Castagne in Crosta di Mandorle, Cachi e Sorbetto di Pere〜栗のタルト・アーモンド生地包み、柿のソースと洋梨シャーベット添え」
ワインは「Moscato Giallo Passito Sissi 2010」
現在では、アンティからプリモ、セコンド、ドルチェまで昔のようにフルコースで食べることは少ないイタリア人。私もそうですが、外食する時は2皿+ドルチェというパターンが多いです。この日は朝食にリッチなブッフェを食べた後、昼も夜もフルコース。さすがに夜は完食できませんでした。

彼が今夜のシェフ、クリスティアン。
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Cantina Merano Burggrafler
Via Cantina 9, 39020 Marlengo
TEL 0473-447137